光超音波3Dイメージング
光超音波の位置づけ
OCT(光干渉断層撮影)や2光子励起顕微鏡に代表される光イメージングは高解像度が得られるがイメージング深度が浅く、超音波診断装置は高深度が得られるが解像度には限界があります。
光超音波イメージングはその中間に位置します。
他モダリティとの比較
光超音波イメージングでは造影剤を使用せずに、既存の造影剤を用いたMRI、CTよりも微細な血管のイメージングを表現します。皮膚への損傷などの影響を与えない強さの波長可変レーザを使用し計測するので無侵襲です。光を照射して超音波を検出する手法なので、被ばくすることなく、何度も繰り返し測定することも可能です。
さらに、MRIやCT等にある放射線や磁気を遮蔽するための施設や制限区域を必要としないので、設備導入のハードルが低くなります。
また被検体を乗せるだけで測定できるため、簡便に撮影することが可能であって、マウスなどの小型動物からヒトを含む大型動物まで、対象物のサイズによらず撮像することが可能です。